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お産の豆知識

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妊娠糖尿病②治療(妊娠糖尿病と言われたら)

妊婦健診の血液検査で血糖高値のため糖負荷試験を行い「妊娠糖尿病」と診断されると驚く人が多いです。以前にも書きましたが、ハイリスク(肥満・糖尿病家族歴・巨大児の既往等)がある人は特に気をつける必要があります。負荷試験は3point(空腹・1時間・2時間)行いますが、特に1pointだけ基準を超えている人は食事療法と運動療法で改善する人が多いです。
妊娠糖尿病①(妊娠糖尿病検査)

食事療法と運動療法
妊娠中の運動については以前書きました。妊娠糖尿病になったら「通常よりもこれくらい運動したほうが良い」等のデータはありませんが、まずは食事のエネルギーと適度な運動が大事だと思います。当院では栄養士の栄養指導を受けていただきます。ほとんどの方はそれで改善しています。食べないダイエットではなく、適切な物を適切な量食べることも重要です。
妊娠中の運動

インスリン治療
食事療法でも改善しない場合や負荷試験で2point以上の異常があった場合は、糖尿病専門医と協力してインスリン自己注射が妊娠中必要になることがあります。糖尿病には内服薬もありますが、妊娠中は赤ちゃんに影響を与えるため使用できません。その為インスリン注射の治療になります。ただし、赤ちゃんを産んだ後は徐々にインスリンの量を減らすことができ、妊娠中の間だけがほとんどですから安心して下さい。

血糖コントロールが不良の場合
初期に異常な高血糖の場合、先天性胎児奇形(馬部退行症候群・心臓の奇形)を起こす可能性があります。
中期以降では、特に妊娠32週以降では子宮内胎児死亡の可能性が1.6倍増加するという報告もあります。しかし血糖コントロール良好もしくは軽度の妊娠糖尿病では子宮内胎児死亡の頻度は増加しないという報告が多いです。つまり、しっかり血糖コントロールできていたら安心です。しかし、巨大児となり緊急帝王切開が必要になる場合や、赤ちゃんが産まれた後に呼吸がしんどくなる可能性、新生児黄疸や低血糖になる可能性が通常より高くなります。

妊娠糖尿病になった方は、分娩後には正常になる方がほとんどです。しかし、将来糖尿病になる確率が通常の7.4倍と言われています。赤ちゃんが産まれ、子育てのためにも「元気なお母さん」は大切ですから、分娩後も食事と運動療法を継続することをお勧めします。

副院長 橋本

副院長 橋本

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