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お産の豆知識

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出産は何週がベスト?(出産予定日)

出産予定日は妊娠40週0日です。妊娠初期に超音波検査や最終月経で決まり、以降変えることは基本的にありません。時々、予定日ぴったりに産まれると思っている方もいますが、予定日はあくまでも目安となり、予定日に産まれてくる赤ちゃんは「20人中1人」程度と言われています。

「正産期」とは、これは妊娠37週0日から41週6日までの35日間です。赤ちゃんの身体機能や臓器が十分に発育して、産まれて欲しい時期とされています。それ以前22週0日から36週6日までに産まれると「早産」。42週0日以降に産まれると「過期産」と言います。当院での妊娠週数による出産率の割合(令和2年度)としては、36週…3%、37週…約12%、38週…約24%、39週…約36%、40週…約23%、41週…約3%といったように、正産期に産まれてくる赤ちゃんが97%です。

・羊水量が正常で赤ちゃんに異常がない場合、何週になったら入院して産まれるように分娩誘発しましょうという明確な基準はなく各施設・医師によって多少の違いがあります。「産婦人科診療ガイドライン」では、「妊娠41週では分娩誘発を行うか、陣痛発来を待機する」「妊娠42週では原則として分娩誘発を勧める」と記載されています。当院では羊水に異常なければ41週、羊水量減少があれば早めの分娩誘発を行うことが多いですが、御本人と相談しその都度方針を決めているのが実際のところです。

妊娠40週を過ぎてくると羊水が減ってくることが多く、また羊水過少が赤ちゃんの元気さを表す臍帯動脈血PHに関連するという報告があることから、羊水が減ってきた場合は早めの分娩(分娩誘発あるいは帝王切開)が必要だと考えます。

・2018年に欧州の多施設研究(ARRIVE試験)で、リスクのない初産婦を39週で分娩誘発する群と自然陣痛待機群に分ける臨床研究が報告されました。結果は分娩誘発群が帝王切開率・妊娠高血圧症候群合併率・新生児罹患率いずれも低いという結果でした。つまり、赤ちゃんもお母さんも39週で分娩誘発をした方が元気だという結果でした。この報告以降、欧米では妊娠39週の分娩誘発が多くされるようになっています。

当院では自然分娩を推奨しています。当院での妊娠週数による出産率の割合(令和2年度)としては、

  • 36週…3%
  • 37週…約12%
  • 38週…約24%
  • 39週…約36%
  • 40週…約23%
  • 41週…約3%

です。38週+39週で60%となっており、他施設の報告では40~50%が多いため、予定日より前の分娩が多くなっています。これは、マザークラスや妊婦健診で積極的に運動(ウォーキング・スクワット・ヨガ・ビクス)を推奨している効果と思われます。

・内科の医師は妊娠を「負荷試験」という先生もいます。分娩まで、お母さんの身体はどんどんしんどくなっていきます。予定日近くになると、赤ちゃんは胎盤機能低下でしんどくなる可能性、お母さんは「負荷」がかかることによって浮腫みや高血圧等の様々なトラブルが起こる可能性があります。もちろん、お母さんのお腹の中が居心地が良くて予定日を過ぎることもあります。その場合も健診でしっかり赤ちゃんが元気かどうか確認していけば安心です。「何週がベスト?」かと聞かれたら予定日の1週間前の39週頃だと思います。まずはしっかり運動をして、予定日前での分娩を目指して準備をしていくことが大切だと思います。

 

副院長 橋本

副院長 橋本

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